2011年10月11日火曜日

PBP参戦記 etape12

etape12 フージェール~ヴィレンヌ・ラ・ジュエル(88.1km) トータル:1009km



満腹のお腹をさすりながらスタートすると、体が重いのなんの…。
消化に血液が回ってしまったせいか、とにかく負荷が上がらない=スピードも上がりません。

スピードが上がらないと今度はこれまでふんだんに出ていた脳内麻薬の分泌量も少なくなるのか、体へのダメージも意識に上ってきます。

ずっと変にひっかけて漕いでいた左のアキレス腱が痛みます。


風景はのどかですが、アキレス腱は強く漕いだりすると、「アイタタ」と声が出るくらい酷い状態です。

何とか誤魔化して左足にはなるべく負荷をかけないようにペダリングしたり、アンクリングしてみたり、足首を固定してみたり…。

いろいろ試しながら走っていました。






足を休めるために少し興味深いものがあったら、自転車を降りてパチリ。

で、ちょっとストレッチしてリスタート。

なんてことを繰り返していました。









のどかな田園風景や、街頭の応援オブジェ、花が綺麗なカフェなどを楽しみながらも、アキレス腱だけは悲鳴を上げていました。









どうにかこうにか昼過ぎくらいにPC11のヴィレンヌ・ラ・ジュエルに到着。
行きではPC1だった場所です。
あと200kmちょっと。
ゴールは見えていますが、アキレス腱は痛い…。



このPCはもうゴールのようなお祭り騒ぎでした。
写真に見るようにゲートが設置され、町の人たちも大勢来ていて、参加者が到着するたびに盛大な拍手が起こります。

アナウンサーがマイクで何やら放送していて、レース会場のような熱気です。






足を引きずりながら、チェックを済ませ、あまり食欲がなかったのでここではまたサンドイッチを食べました。
ここまでで食べてしまった補給食も買い足し、拍手に送られながら次の区間へと出発しました。

(つづく)

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