2011年10月13日木曜日

PBP参戦記 etape13

etape13 ヴィレンヌ・ラ・ジュエル~モルターニュ・オー・ペルシュ(81.2km) トータル:1090km


スタートして間もない信号待ちで、外人さんに声をかけられました。
何を言っているのかイマイチ聞き取れず、怪訝な顔をしていると、話しかけてきた人と一緒に走っている人が簡単な英語に訳してくれました。
「ハードか?」
そんなに辛そうな顔してたかな?


ここまではほぼ単独行だったのですが、アキレス腱の痛みでスピードが落ち抜かれることが多くなってきました。
斜度がきつい登りになると、痛くて踏み込めずついて行けないのですが、斜度が緩いところではなるべく人を利用することにします。

ヴィレンヌ・ラ・ジュエルを出るとしばらく森の中を走ります。
森の植生が針葉樹で、ブルターニュ地方というよりは、どちかというとノルマンディーの雰囲気でした。


森を抜けると、相変わらずの田舎道です。


うねうねと続く丘の上には秋の雲がぽっかり浮かんでいます。

気温は暑くもなく、寒くもなく。

道端の木陰にはヘルメットを日除けにして昼寝するランドナーたちがごろごろしていました。



昼寝の誘惑に耐えつつゆっくりと走りますが、アキレス腱の痛みは徐々に耐えがたくなってきました。
ペダリングしながらアキレス腱に触れてみると、腫れて熱を持っています。
これ以上悪化するようだとペダリングすらままならない状態になってしまうのは目に見えていました。

仕方なく自転車を降り、イチかバチか、クリートを左右入れ替えてみることにしました。
泥が詰まったクリートを四苦八苦しながら取り外し、足元の草むらにネジを落っことして冷や汗かきながら探したりして、何とか入れ替え完了。

ペダルにはめてみると、遊びが復活しました。
もっと前に入れ替えしていればここまで痛くなることもなかったのに…。
変に頑固に頑張ってしまうのは悪い癖です。



そんなこんなでだいぶ時間がかかりましたが、無事にモルターニュ・オー・ペルシュに到着。
往路では最初の補給地点だった場所です。

行きでは大混雑のためレストランで食事は見ただけで諦めましたが、帰りはガラガラ。

定番になってしまったパスタの魚ソースあえと、店で売っているようなケースに入ったプリンを食べました。



アキレス腱に爆弾を抱えてはいますが、あと140km。
だいぶ時間がかかってしまったので、深夜にゴールするか、もう1日仮眠して翌日明るい中ゴールするか悩みましたが、まだまだ明るいので、とりあえず次のPCまでは走ることにしてリスタートしました。

次のドルーは最後のPCです。

(つづく)

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