2011年5月31日火曜日

BRM423千葉600km(銚子)→(茂木) 前半戦

■スタート前
エントリーリスト120名中、スタートラインに並んだのは29名。
そりゃ、2日間雨の予報だから仕方ないですね…。
始まる前から既に伝説のブルベの悪寒予感がします。
自分と、一緒に出走したH氏はこれに今年前半のシュペールランドヌール、つまりパリ・ブレスト・パリの出場権がかかっているため、そう簡単に諦めるわけにはいきません。
知り合いの一人は受付したもののスタートすることなくDNF。
スタートする我々を見送ってくれました。
アホ見物だったのでは?という疑問は心の中だけに留めておこう…。

■Start~PC1
千葉ブルベではおなじみの、南下コース。
序盤は平坦ですが、PC前に鹿野山が待ち構えています。

ただ、こちらからの登りは距離が長い分、斜度が緩いです。
さして苦労もなく登りきり、下ってPC1へ。

てっぺんのマザー牧場の駐車場前からは天気が良ければ東京湾を眺望できるビューポイントなのですが、
この日は雨に靄って何も見えませんでした。

PC到着も予定の時間通り。
ただ、序盤にしてはちょっと飛ばしすぎな感はありました。

仮眠のためと、体に鞭打って、15分休憩でPCを飛び出します。

■PC1~PC2
こちらも千葉ブルベではすっかりおなじみ。
館山に抜けるのに丘越えルートが何パターンかありますが、一番イージーな、
もみじロード~横根峠~しいたけ村のコースでした。

ビンゴバーガーがちょうど開店10分前くらいだったのですが、雨では寄る気もせず、そのままスルー。
7時スタートで道の駅三芳が10:50なのだから、特別速いわけじゃないよな、
と皮算用しつつ、館山から緩い丘を越えて南房白浜のPC2に到着しました。

予定に少し先行しています。
この時点で一緒に走っているH氏が少し遅れがちなのが気になってはいました。
と言ってもタイム的なものではなく、3,4人の集団とのスピード差が出ず、
それほど速い集団ではないのに、先行しては追いつかれたりの繰り返しなのがちょっと意識の端っこに引っかかっている程度でした。
しかも、自分がアホみたいに飛ばしては交差点で止まって後続を待つことを繰り返していたので、
集団もなかなかのペースだなくらいにしか思っていませんでした。

■PC2~PC3
房総半島の再南端を回り込み、鴨川まで海岸線沿いを走り、
鴨川有料で房総山中に入っていく、これもおなじみのコースです。

ここでH氏の不調が明らかに。
大して飛ばすわけでもないのにズルズルと遅れ始めました。

う~ん、ここまでの丘陵地帯で無理させすぎたか…。

鴨川くらいでは、雨も止み空が明るくなるような時間帯もありましたが、
このまま上がってくれという期待も虚しく、
房総有料で山に入ると止みそうもない梅雨の降りが続きます。

PC3はミニストップなので、屋内のテーブルで休むことができます。
が、買い物をして外にふらっと出てしまったり、自分も本調子ではなく注意力散漫な週末でした。

それでも平坦区間だったおかげで、時間的には多少アドバンテージを広げることができました。

■PC3~PC4
三石山を登って、大多喜の山の中を九十九里の一宮に抜けるコース。
標高はスタート地点に比べてかなり失うので、
タイムを稼げる区間に勘違いするのですが、
アップダウンの激しい難区間です。

この区間で、まだ200kmも走っていないのに、Edge705がローバッテリー状態に。
どうやらバックライトをつけた状態だったみたいです。
あわてて充電器を接続しました。

そんなトラブルもあり、貯めこんだ時間を放出。
予定より20分近く遅れて九十九里の海岸線に到着。

多めに休憩を取り、大盛りパスタを食べました。
出発時点で、予定に対して30分の遅れでした。

■PC4~PC5
九十九里をしばらく北上し、途中で成田方面へ折れ、はにわ街道を通って、成田の北を目指すステージです。
はにわ街道は登り基調なものの、スピードは出るはずのコースです。

が、PCを出てしばらくするとH氏が遅れ始めます。
聞くと、どうも頭痛がしている様子です。
サンライズ九十九里の高架下で雨宿りしながらH氏を待っていましたが、
追いついてきたH氏はリタイヤするとのこと。

まだまだ先は長く、雨に打たれ続けなければなりません。
不調を感じたらリタイヤは当然の選択肢ですね。

リタイヤポイントからは、大網街道を帰るのが近道なのを二人で確認し、H氏は少し戻って大網街道方面へ。
自分は単独で成田を目指します。

だいぶ後ろの方を走っているので、速い人に追いつく見込みはありません。
追いつくのは自分よりペースが遅い人なので、後ろについてはペースが落ちるばかりです。
ここは自分の立てたプランとの戦いだと腹を決めて、マイペースで進みます。

はにわ街道はそれなりに交通量のある道で、日も落ちた後雨の中走っていると
対向車のヘッドライトに幻惑されたり、トラックが猛烈な勢いで脇を抜けていったりと、
なかなかにデンジャラスです。

PCに着くまでに何人かパスしますが、到着時点で影の自分には+15分。
だいぶ取り戻しはしましたが、まだビハインドが大きいです。

それでも次の区間も平坦路のはずなので、次で追いつくつもりで、PCを出発しました。

■PC5~PC6
PCを出てすぐ、充電器が脱落してしまいました。
充電器を入れる袋を、フロントバッグのようにNITTOのバーにタイラップ止めしているのですが、
口が横を向いてるため振動で落ちてしまったのです。
口を上にしないとダメですね。
当たり前の話ですが、横の方が収まり良く見えたので思案なしに取り付けたのが間違いでした。

仕方ないので、レインコートの中に充電器を包んだビニール袋を入れ、下ろしたチャックからコードを出して走行しました。

利根川を渡ると、漆黒の田園地帯が続きます。
雨のせいで道路上のギャップが見えず、注意力が必要な走行が続きます。
自然、平均速度も落ちてしまいます。

途中、お腹に入れていた充電器のコードが抜け、前輪に絡まるトラブル発生。
緊急停止して、状況を確認しますが、ホイールにダメージなし、コードも無事、で事なきを得ました。
充電器まわりはコードの取り回し、防水を再考する必要がありそうです。

そんなこんなで、この区間では全くタイムが稼げず、行方のPCでは影の自分に15分追いつきませんでした。

■PC6~PC7
行方を出た後は340km地点で一度コースアウトし、水戸に向かいます。
仮眠場所に決めていた御老公の湯に向かいますが、コースから2,3kmと目算していたのが、実は5,6kmありました…。
ここで4時間の休憩予定を3時間に減らせば、影の自分に追いつけますが、目の前に燦然と輝くルートインの看板に吸い寄せられ、
気がつけばコンフォートシングルのベッドの上でした(笑

後半戦に続く…

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