2011年9月30日金曜日

fleche! その2


スタート地点には、LEGONの広島在住の方がわざわざ見送りに来てくださいました。
3年前には想像もできなかったですが、自転車を通じた仲間の輪が広がっていくのは楽しいものです。









予備校生でごった返すコンビニで買い物をして、13:10頃にスタート。
昔はレーパンのままでコンビニに入るなんてもっての他だったのに、予備校生に混じってでも平気になってしまいました(笑


まずは広島城を横目に見ながら、原爆ドームへ。
みんなぐるりと一周回って写真を撮っていました。

しめしめ、作戦成功です(笑







広島からは国道2号線で岩国に向かいます。
2号線は交通量が多い上に道幅が狭い箇所も多く、あまり走りやすい道ではありません。
この区間はずっと自分が前を行きます。


途中、宮島が見える場所でひと休み。
こちらから見る宮島は小さすぎて、長時間鑑賞するには堪えませんでした(笑










停まると汗が出る暑い日でしたが、やはりもう秋なのですね。
風は涼しいし、空も高い日でした。



PC1は岩国の錦帯橋のすぐ近く。
補給を済ませると錦帯橋見物です。

この辺りも予定通りでした。

観光作戦ナイスです。






岩国を出発すると、一時2号線に復帰しますが、すぐに国道187号線に入って今度は津和野を目指します。

交通量もぐっと減ります。

道は津和野に向けて傍示ヶ峠を越えるまでは登りなのですが、ここでこの4人チームの底力?が発揮されてしまいます。

先頭交替を繰り返しながら、登り基調の道をぐいぐい。
余りのスピードに疲れ果てて、峠への本格的な登りが始まる前の道の駅「にしき」で休憩にしました。
急ぐ必要なんてどこにもないのに…。

しばし休憩した後、峠に向けてスタートしますが、本格的な登りとなるとやはり自分がついて行けません。

津和野についた頃にはとっぷりと日も暮れていました。
日が暮れると、山の中にいるのも手伝って寒い!
寒さに震えながらPC2の手前にあった食堂に飛び込みました。

寒さからかみんなスペシャルのカレーうどんを頼んだのですが、うどんが品切れとのことで、2つはちゃんぽん麺になりました。
食べたメンバーは美味しいと言っていましたが…?

食堂のおやじさんにどこまで行くの?と聞かれて答えましたが、たぶん理解できなかっただろうな~(笑
まあとにかく夜通し走ることだけは分かってもらえたようでした。


津和野のPCでは余りの寒さにメンバーのひとりは女性用のストッキングを購入。
凍えるよりはマシということで…。
結構快適だったとか?

変な趣味に目覚めないことを祈っています(笑








津和野には太鼓谷稲荷という有名なお稲荷さんがあるのですが、到着したのがあいにく夜だったため、灯篭の灯がぽつぽつと見えているだけでした。


ここでの観光足止めは失敗でした…。

次のPCは萩ですが、その前にひとつ山を越えなければなりません。
ここで自分の脚は完全に売り切れ。
前を行く3人にまったくついていけなくなります。

ちょっと斜度がきつくなるたびにみんなを待たせつつ、ようやく萩への下りに入りました。
萩も有名な観光地ですが、真夜中のために全然立ち止まることもなく、スルー…。

萩を出るとまたまた登って今度は秋吉台へと向かいます。


秋吉台も、カルスト台地を縫うように走るので昼間に来ればなかなかの絶景です。
が、ここもあいにく夜…。
ここも猛スピードでスルーだろうなぁと思っていたら、ちょっと前に行ったはずのメンバーが止まっています。
カルスト台地の説明看板のために立ち止まったようですが…ここで空を見上げると、降り注ぐような星が見えました。

この日は月もなく、漆黒の星空に乳白色に煙った天の河が鑑賞できました。
自転車に乗りつつ星空を鑑賞できるのは、ブルベならではです。
だって、普通の人はそんな時間に自転車なんて乗らないものね。

秋吉台を下ったってしばらく行ったところの美祢で、仮眠休憩を取ることにしました。
事前に美祢の市街には24時間営業のファミレスがあることを調べてありました。
ただ、フレッシュでは2時間以上同じ場所で休憩することは許されていないので、1時間半程度寝てまだまだ暗くて寒いルートに復帰します。

次のPCの下関吉田に着くと、ついに空が白んできました。
秋分の日に24時間走るのだから、昼と夜の比率は半々のはずなのに、なんだか夜間走行のイメージの方が強いなぁ…。

このPCではちょっと長めに休憩して夜明けと同時くらいに再スタートしました。



やはりみんな寝が足りていないせいか、この辺りはスピードも上がりません。
最後の登りに向けてちょっと休もうということで、バス停の待合小屋で10分ほどうたた寝をしました。

朝日を浴びながらのうたた寝の気持ちいいこと。

しかし、このまま寝過ごしては去年の二の舞と、眠い体に鞭打って再スタートします。






しかしほどなく給水休憩に寄った自販機で地元の人たちと交流会(笑

自転車に興味津々でした。








次のPCまでの間に最後のでっかい登りが控えていますが、この登りは今回で一番斜度がある場所でした。夜通し走った体にはきつかったな~。

峠を越えて海沿いの人丸まで辿り着くと、後は海岸線沿いに下関まで走ればゴールです。


途中、角島大橋を鑑賞したりしながら、海岸線のうねうねとした道を走ります。












人丸から下関まではほぼ平坦かと思っていたら、全然そうではなく、ずっとアップダウンの繰り返しでした。
メンバーのうちのヤマさんはPBP完走者なのですが、「なんかPBPみたいなコースだったね」と言われてしまいました。
確かに峠に至る斜度のきついところを削ると後はPBPのようななだからかなアップダウンを繰り返すコースでした。

フレッシュでは最後の2時間に25km以上走ったことを証明しないといけないので、
22時間を少し越えたところのコンビニで買い物してレシートを受け取り、13時少し前にゴール地点に設定していた、下関の彦島に辿り着くことができました。

この後、輪行で神湊まで向かう旅が待ち受けていたのですが、その話しはまたの機会にしたいと思います。

その前にPBP参戦記を片付けなくちゃね。


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